最初に書いておくと、この記事も前回の記事同様、アホなオチがついてしまった話である。
結局、HDD換装も果たせずに今までとなんら変わりのないまま自宅サーバとして動いていたFedora8入りのMac miniだったが、MacBook ProのParallels Desktop上にインストールしてみただけで、全く有効利用していない「Mac OS X Server 10.5 Leopard」があるので、こいつをなんとかMac miniに乗せてしまおうかと思い立った。
前に、LeopardのインストールできないG4マシンにLeopardをインストールした事があたので、その時の要領でやれば、Leopard ServerもG4 Mac miniにインストールできるだろうと予想したからである。
LeopardもLeopard Serverも共通だが、インストールディスクには、インストールできるマシンかどうかをチェックするルーチンが含まれている。 このチェックルーチンは、コンパイルされたバイナリではなく、単なるテキスト形式のスクリプトファイルなので、こいつをテキストエディタで書き換えてしまえば、問題なくインストールできるか…、インストールできたとして無事に動作するか…、といった部分は別として、チェックを逃れてインストールを開始する事だけは可能である。
まずは、インストールディスクをフルコピーする。
マウントされたアイコンにマウスポインタを載せてコンテキストメニューから複製すれば良い。
任意のフォルダにドラッグ&ドロップなどでコピーすると、不可視ファイルがコピーされないので注意。
次に、用事のあるファイルを作業用フォルダにコピーするのだが、インストールディスク内のフォルダ及びファイルは、一部を除いて、通常、Finderからは不可視なので、複製したフォルダをFinderで開いた後、ツールバーメニュー[移動→フォルダへ移動→System/Installation/packages]として内容を表示させて普通にコピーするか、ターミナルを使うのに慣れていれば、cpコマンドを使っても良いので、とにかく、~/Desktop/Mac OS X Server Install Disc/System/Installation/Packages/OSInstall.mpkg をデスクトップなどにおいた任意のフォルダ内にコピーする。
以後、このフォルダが作業フォルダとなる。
解凍すると、Distributionというファイルが出てくるので、こいつをテキストエディタで編集するか、それほど複雑な事をする訳でもないので、ターミナルに慣れていればviなどで編集しても構わない。
冒頭の方に、checkSupportedMachine()というサブルーチンがあるので、こいつの戻り値が全てtrueになるようにしてしまう。
やりかたは色々あろうが、一番強引だが一番面倒の無い手っ取り早い方法を載せておく。
改変後
赤字の行を追加するだけ。
面倒なので、このルーチンに入ってきた途端に、なんの処理もせずにtrueを返してお帰り頂く感じにしてしまう。
改変作業はこれだけ。
今度は先ほどと逆を行い、パッケージ内に収め直しててやる。
OSInstall.mpkgが上書きされるが、それで良い。
新しくできたOSInstall.mpkgを、複製したインストールディスクフォルダの元の場所に戻す。
~/Desktop/Mac OS X Server Install Disc/System/Installation/Packages/OSInstall.mpkg
あとは、インストールできる様に、この複製フォルダをDVD-R DLに焼くなり、外付けHDD等の外部ストレージに複製すれば、改変インストールディスクが完成する。
そんなこんなで、DVD-R DLに焼いて、Mac miniに挿入し、インストール開始。
待てど暮らせど何の反応もない。。
どうやら、内蔵のコンボドライブでは、二層式のDVD-Rは読めないらしい。。
ならば次の手…という事で、USBで外付けDVDドライブを接続し、これを起動ディスクとしてインストールを開始する事にした。
待てど暮らせど何の反応もない。。というか、今度は起動ディスクが見つからないらしい。
さんざん悩んだあげく、昔の事を思い出した。
そういえば確か、昔のMacって、USB接続ではなく、Firewire接続したストレージじゃないと起動ディスクとして認識しないんじゃなかったっけか。。
とはいえ、Firewire接続できるストレージとかアダプターは、とっくに処分してしまって今は無い。
色々と考えたあげく、1つだけ手段が残っているかもしれない事に気付く。
昔のiPod!2代目モデルのiPodならFirewire接続イケるし、まだ処分せずに残っているし、昔はこいつを起動ディスクとして使っていた記憶もある。
そんな訳で急遽作戦変更、iPodにインストールディスクイメージをコピーし、Mac miniにFirewire接続したところ、今度はちゃんと起動して、インストールも始まった。
要らない言語環境やプリンタドライバなどを除いてインストールしたため、30分ほどで無事にインストールが終了し、G4 Mac mini上で見事にOS X Server 10.5 Leopardが起動した。
実は、リモートデスクトップがどの程度のレスポンスで動くのか…というのに興味があり、その実験がしてみたかったので、早速MacBook ProからMac miniに画面共有を使って接続してみた。
さすがにサクサクとは動かないが、画質を落とせばそれなりのレスポンスで操作できるし、これはこれで色々と遊べそうである。
また、今後、ネタになりそうな事を見つけたら、OS X Serverや、画面共有に関する記事も掲載していこうと思っている。
で、冒頭に書いた「オチ」であるが。。
あとから気付いたのだが、OS X Serverは、G4でも、CPUのクロック数が867MHz以上あれば普通にインストールできるという事。
DVD-R DLではなく、二層式DVDであれば、内蔵のHDDドライブでも読める訳だし、実はなにもしなくても普通にインストールできたっぽい。
またなんかアホな事やらかした感いっぱいである。
尚、ここに掲載した方法を使うと、Leopardを非対応のG4マシンにインストールする事ができるので、参考にして頂くのは構わないし、そもそも参考になれば…との思いで掲載しているのだから、お試し頂くのは大歓迎だが、あくまでも自己責任で行って頂きたい。





